応急救護
先日、米俳優のダスティン・ホフマンさんが、心臓発作により倒れた男性に対し、15分に及ぶ蘇生措置を施し命を救ったそうです。
みなさんは万が一、自分の周りでこのようなことがおこったら行動出来ますか?
正直、なかなか動けないかもしれませんね。
下手に手を出して悪化させたりしたら責任持てないし・・・。
何も知らない自分が対処できるわけもないし・・・。
病気が伝染ったらやだ・・・。
こんな不安が脳裏をかすめることでしょう。
これらの不安は何も知らない“無知”からくるものなのです。
少しでも知識があればきっと行動出来るはずなのですが・・・。
この“知識があればきっと行動できるはず”のきっかけ作りが教習所の応急救護なのです。
学科教習、第2段階に応急救護が行われます。
三角巾を使った処置、人工呼吸、胸骨圧迫、AEDの使用法などを実践的に行う時間です。
これらを学び、体験することにより、行動する“きっかけ”を作り、応急救護に興味をもち、より深い知識を習得する入り口が開けるのです。
私達指導員も、もっともっと深く伝えたい部分もあるのですが、3時限の枠では時間が足りないのも現状です。
教習を受けた後も、消防や自治体、各団体で行われている講習に定期的に参加してより一層、知識や技術を強固なものにしていきたいものです。
心臓が停止して3分経過すると50%の人が死亡してしまいます。
緊急事態にあなたは大切な人を助けることが出来ますか?
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