金町自動車教習所で学ぶ 第一段階 学科教習(08~10)
●第一段階の学科教習について
運転免許証(免許)を取得するのに、受けなければならない教習は第一段階と第二段階にわかれているという事は先の記事でも触れました。
いよいよ第一段階の学科教習の解説も大詰め!
あと少し!
あと少しで第一段階の学科も終了です。
そんな今回の記事では08~10回の教習を紹介!
●第一段階 学科教習08
【安全の確認と合図、警音器の使用進路変更等】
安全な車の運転(操作)をする上で、知っておいて欲しい2つ言葉があります。
「認知」と「判断」
車を運転する際に、道路上に何があるか?車はどういう状態なのかを「認知」し、どうすれば安全な運転が行えるか?危険回避ができるかというような「判断」が必要となります。
もっと簡単に言うと、交通事故の原因の60~70%が間違った認知と判断によるもの。
ここで必要になってくるのが「確認」
教習所の指導員が口うるさく「確認」「確認」と言うのは、10回のうち1回見落としたら事故に繋がるからです。
指導員の「確認」という言葉は愛情だと思って下さい。
教習では、実際に起きた事故の事例も取り上げます。
写真は前方不注意による交通事故の事例ですが、この場合は「前方確認」が出来ていない例です。
確認と同様に「合図」を出す事も重要!
自身が運転している車が、これから右に曲がるのか、左に曲がるのかという事や、「ブレーキを踏んでますよ~!後ろの車も気を付けてね~!」といった事を周囲に知らせることができるのです。
ウインカーやブレーキランプだけでなく「手による合図の出し方」も教えてくれます。
日常の生活ではあまり使用しないかと思いますが、「警音器使用区間」についての解説もあります。
クラクションの正しい使用方法を学びます。
むやみに使うとトラブルの原因になるので乱用しないように注意してください。
他にも「確認」についてのポイントは多々ありますが、こちらは実際の教習を通じて学んで下さい。
●第一段階 学科教習09
【追い越し、行き違い、緊急自動車等の優先】
まずは「追い越し」と「追い抜き」の違いについて。
写真の通り、追い越しは危険を伴う操作です。進路変更も、よく考えると危険な運転操作なので十分な注意が必要な事が解るかと思います。
道路上は、年齢も性別も経験も違う人が運転しているので、器用な人は、不器用な人を見守る余裕を持って運転して欲しいと願います。
当然ですが、道路上では「追い越し禁止」の場所もあります。
この項目については教本を丸暗記するだけでなく、なぜ禁止にされているのかも考える必要があります。
な・の・で
追い越し禁止の場所の教習については学科教習でしっかり学びましょう!
解らないところは、遠慮なく指導員へ質問して下さい。
先の追い越し、追い抜き以外にも「譲る」という事を覚えて下さい。
「救急車」「消防車」といった緊急自動車(緊急車両)が交差点やその付近以外の場所で近づいてきた時に大切です。
人の命に大きく係わる事でもあります、車線の譲り方もしっかり学んで下さい。
●第一段階 学科教習10
【運転免許制度、交通反則通告制度】
ここでは、運転免許制度のしくみについて学びます。
運転免許は、運転の適性、運転に必要な知識、技術を持った人に交付されるもの。
金町自動車教習所では、皆さんが運転免許を持つにふさわしい知識や技術を持てるように努力を惜しみません。
その為に「違反行為」についても学んでいただき、「何がどういう理由で危険なのか?」という部分についても見分を深めて欲しいと願います。
代表的な違反行為には下記のようなものがあります
●飲酒運転(酒気帯び運転)=お酒を飲んで運転する事
●無免許運転について=免許を受けないで運転する事や停止期間中取消処分を受けているのに運転する事など
●無免許運転の幇助=免許を持っていない人に運転させる
免許には「点数制度」というものがあり、罰則に応じて違反点数がドンドン増えていく形になります。
運転免許はお金も時間もかけてとったものです。
違反行為の中には、点数(内容によっては)により免許を無くすだけでなく、刑務所へ入る(懲役)罰則を受けるものもあります。
くれぐれも、違反者から犯罪者へと、悲しいランクアップはされないようにお願いします。
ここで学ぶ事は他に、運転免許の区分
「第一種」「第二種」「仮免許」について、それぞれの意味。
特に仮免許については、第二段階から始まる路上教習や卒業検定で必要になる免許となります。
免許の更新についてや、住所が変わった場合などにはどうすればいいのかも学びます。
教習所で学ぶ事は、運転免許を取得する為の事かもしれませんが、皆さんが
「学科の点数を取る為の知識ではなく、免許をとってから安全運転をする為の勉強」と考えてもらえると嬉しく思います。
●さいごに
既に免許を取得している筆者も、第一段階の学科に参加した率直な感想は
「あたり前の忘れてはいけない事ばかり」
でした。
良い運転とは、「相手の立場に立って思いやりのある運転」という心に残る言葉も知りました。
今日の学びは、先の自身の生活に生きてきます。
金町自動車教習所の教習を受けた皆様が、相手の立場に立って思いやりのある運転が出来るドライバーとなってくれたら幸いです。
地域の皆様が、より安全に生活できる事を、金町自動車教習所職員一同、ビルの屋上教習所から見守っています。
金町自動車教習所ホームページ
http://www.kanamachi.co.jp/