若いうちの苦労
若いうちの苦労は買ってでもしろと、昔の人は言いました。
確かにそうだな~と思う反面、苦労にもいろいろな種類があると思うんです。
例えば、経験しなくてもいい苦労ってのもありますよね。
車の事故なんてのも経験する必要がないですよね。
経験しなくてもいい苦労は人生を遠回りさせます。
それに対し、自分の身になる苦労は自分をひとまわりもふたまわりも大きくします。
苦労といえば教習指導員になるのも一苦労なんです。
ただ今、新人のO野指導員が指導員として一人立ちすべく、先輩指導員のもと教習を開始しました。
本人は一生懸命やっているのですが、なかなかそう簡単にはいきません。
教習生は十人十色。さっきの教習生には通用しても今度の教習生には通用しません。
先輩の温かい?視線を感じながら四苦八苦している姿を見ると、自分が新人の頃を思い出します。
当時、先輩から“指導員は先輩に怒られてなんぼ”なんて言われたことを思い出しました。
今考えるとその言葉に間違いはなかったと思います。
・・・がんばれO野君。
・・・今や世界進出を果たしたperfumeも、苦労に苦労を重ね、11年目にして東京ドームでコンサートを開くまでになりました。
高校を卒業する時に、進路をどうするかと事務所と話し合いをした時、この先売れるかどうかわからないので大学に行きなさいと言われ、三人で号泣したそうです。
ビラは勿論自分達で配り、デパートの階段の踊り場で、観客は親を含めて3~4人のステージ・・・。
初めての握手会はサクラを含めて5人・・・。
2006年のメジャーデビュー時にレコード会社のお偉いさんから“あと3枚だけCD出すからいい思い出にしろ”と言われたり・・・。
苦労しながらもあきらめずに頑張った結果、今の栄光があるのでしょう。
身になる苦労は買ってでもしたいものです。
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