金町自動車教習所で学ぶ
第一段階 学科教習(05~07)
●第一段階の学科教習について
運転免許証(免許)を所得するのに、受けなければならない教習は第一段階と第二段階にわかれているという事は先の記事でもふれました。
学科教習は受講生にとって、実は退屈なものかもしれません。
しかし!
教える側も昔は受講生だったので、当時の退屈さを払拭したいという想いが迸り、ついつい寒いギャグで寂しい空気になってしまう場合も多々あります。
それでも教官たちは、だだ滑りでも気にしないタフな心で、皆さんに交通ルールの講義を行います。
そんな今回の記事では05~07回の教習を紹介!
●第一段階 学科教習05
【交差点等の通行、踏切】
交差点とは?
2つ以上の道路で車道が交わる道路の事を指します。
ちなみに、交通事故の6割が交差点で起きている怖い場所でもあります。
まず、事故を起こしたくないと思う人が1番気をつけた方が良い場所です。
左折や右折と呼ばれる道路の曲がり方にもルールや注意点があるので、要チェックです。
内輪差という言葉が重要になってくるのもこの学科。
右折の方法には原動機付自転車(原付)に適用される「二段階右折」という特殊な右折方法もあります。
進行方向による通行区分の説明。
教官に「直進して下さい」といわれたら、どう進むのか、迷ってしまう方も少なくはないそうです。
実際は簡単な事なのですが、教習中という事もあり難しく考えてしまう方がとっても多いのだとか。
この学科では踏切の通行についても学びます。
踏切の三原則「止まる」「聞く」「見る」
葛飾の道路でも踏切を横断するポイントはいくつかあるので、しっかり学びましょう!
●第一段階 学科教習06
【安全な速度と車間距離】
この学科の最初のポイントとなるのが「法定速度」と「規制速度」
規制速度=標識や表示で示されている速度
法定速度=最高速度が指定されていない場所での最高速度(時速60キロ)
試験のひっかけ問題でよく出るそうです。
ちなみに原付の法定速度は時速30キロです。
全くの余談ですが、こち亀の両さん、ブラック・エンジェルズの雪籐はそれぞれ自転車で200キロ・90キロ以上で走れるそうですが、法定速度的には完全にアウトです。
みなさんは、絶対にマネしないようにお願いします。
車に限らず、速度があがるとその分、完全に止まるまでに時間がかかったりしますよね。
この学科では停止距離についても学びます。
停止距離=空走距離+制動距離
この項目を一言で言うならば
「車は急に止まれない」
一度は聞いた事がある言葉だと思いますが、実際にその通りですよね。
教習では、走行中の車のブレーキをかけるのに適切な車間距離なども教えてくれます。
●第一段階 学科教習07
【歩行者の保護等】
人に優しい運転とはどんな運転?
まずは「自分が車にされて嫌な事はやめましょう」といった事を頭の隅に置いておくと良いかもしれません。
車を運転できるという事は、すなわち交通強者となり、歩行者(弱者)を守る立場にあります。
絶対に弱者へ怖い思いをさせてはいけません。
画像の通り、歩行者や自転車の横を通行する時、路面電車の横を通る時、クラクションを全力で鳴らして通行する車には「地●へ●ちろ」と思いますよね。
小さな子供や高齢者へだけでなく、普通に道を歩いている人へも優しい気持ちをもって運転する事を心がけましょう。
具体的な運転技術については、徐行や一時停止を活用するのも良いでしょう。
脅しでも何でもなく、教習車でも教習中の事故や違反を起こしたら罰則が科せられます。
世の中には数えきれないほど、残念な事故や違反が存在します。
教官ごとに話す内容は違いますが、何気ない教習中の講義の中に「あ、私も気をつけよう」といった身になる話が隠れている事も多々あるので、聞き逃すと損をするので注意して下さいね。
●さいごに
学科教習で学ぶ事については「もう知ってるよ」という方も多いかと思いますが、
免許を所得してから20年以上たつ私も、あらためて教習に参加すると「あ、そうそうコレ危ないんだよね」とか「うわぁ~、こんな大事な事忘れてたぁ~」といった「気づき」もたくさん出てくるのが第一段階の教習です。
今日の学びは、先の自身の生活に生きてきます。
金町自動車教習所の教習を受けた皆様が、相手の立場に立って思いやりのある運転が出来るドライバーとなってくれたら幸いです。
地域の皆様が、より安全に生活できる事を、金町自動車教習所職員一同、ビルの屋上教習所から見守っています。
金町自動車教習所ホームページ