何事も程々がよろしいようです

子供の頃、どんな遊びをしていましたか?


私は昭和産まれの普通の少年でしたが、その頃を思い出すと、泥だらけになって遊んでいたことを覚えています。

ドブ川でザリガニを釣ったり、森でカブトムシを捕まえたりと、いつも自然環境の中で遊んでいました。それに子供が家にいると親に煙たがられたものです。

それから時は経ち、現代の子供たちはやはりゲームが中心でしょうか。昔に比べて屋外で遊ぶ機会がだいぶ減っていますね。

時代が変われば子供たちを取り巻く環境も変わりつつあります。

公園の砂場も雑菌だらけということで、閉鎖している場所もありますよね。

世の中の商品も除菌効果のあるものが数多く売られていたりします。

一見、清潔で安全なようですが、少々問題もおきているようです。

人は子供の頃から様々な雑菌に出会い抗体を身につけていくのですが、近年の若い世代の人達は外で遊ぶ機会が少なかったため、充分な抗体を身に着けておらず、新たな問題が生じることもあるようです。

例えば、健康な人が感染しても問題ないサイトメガロウイルス。

このウイルスに免疫を持たない女性が妊娠中に感染すると、お腹の子供に母子感染し、重篤な問題を起こすことが近年分かってきました。

発展途上国の妊婦はこのウイルスの免疫を100%持っているようですが、日本のような経済発展が進んだ国の場合、免疫を持った妊婦の割合は低くなっているようです。

衛生環境の改善も大切ですが、あまり行き過ぎると弊害も生まれるものです。

なんでも行き過ぎはよろしくないようですね。

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