指導員って難しいんですよ

指導員って難しいんですよ。


指導員になるのが?

いや、指導員になるのは簡単です。各都道府県の警察で行う運転の試験やら、記述式の問題やら取り調べのような面接やらを、10項目ほどのハードルを、つまずきながらもクリアしていけばいいんです。

面接官  “道交法九十九条の三には何が書いてあるんだ?言ってみろ!

指導員候補生  “俺はなんにも知らね~んだよ刑事さん!!勘弁してくれよ~”

面接官  “そんな言い訳が通じると思ってるのか!!”

指導員候補生  “ひぃぃぃ~ぃ”

みたいな・・・。私はそんな気分でした。

そんな感じですべてをクリアした頃には心労から3キロほど体重が落ちます。

じゃあ、何が難しいのかって、資格を取ってからですよ。

まずは事後教養。

先輩指導員のありがた~い教習を後部座席から見学させていただきます。特に夏なんかは地獄です。スピードが出ない→エアコン効かない。
その車の後部座席で日陰のない所内をくるくるくるくる。

数十時間して意識が朦朧としてくる頃に、今度は助手席です。後部座席に先輩指導員が鎮座しております。

そのような環境の中で初めて教習。上手く出来る訳ありません。今度は自分がくるくる空回り。先輩指導員から発せられた赤い色の怒りのオーラが座席の背もたれを素通りして痛いほどに感じられるものです。

そしてその後、先輩からのアツーい指導が待っています。

そんなことを繰り返して独り立ちしていくんです。

まだ本題には触れていないんですけど、ちょっと文章が長くなっちゃったのでまた次回に書きます。

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