金町自動車教習所で学ぶ
第一段階 学科教習(02~04)
●第一段階の学科教習について
運転免許証(免許)を所得するのに、受けなければならない教習は第一段階と第二段階にわかれているという事は先の記事でもふれました。
かんたんに説明すると、路上教習を行う為に仮免許を所得するまでが第一段階、路上教習にステップアップしたのが第二段階です。
まずは、全部で10回の学科教習では、どんな事を勉強していくのかをご紹介。
一番最初の学科と適性検査が終了させていれば、その後は、どの順番で学科を受講してもOKです。
おススメの受講方法は、番号の若い順番に受講した方が内容は頭に入りやすいかと思います。
今回の記事では02~04回の教習を紹介!
●第一段階 学科教習02
【信号に従うこと】
内容は表題そのまんまで以上!
なのですが、あらためて信号の持つ意味などを聞くと、今まで赤信号でイライラしていた自分を振り返る事ができるようになるかもしれません。
まず、「信号は移動を妨げる邪魔な物」ではなく!
信号=交通整理
という認識をもつ所からスタート
日本の道路には、この交通整理の道具が、約20万機設置されているそうです。
世の中から交通事故という物が絶滅すれば、この20万機は無くなる事もあるのでしょうが、まず、無理でしょう。
ここ(教習所)で学ぶ信号については、上記の信号機を含めて3種類の信号を指します。
信号機・警察官の手信号・警察官の灯火の3つ。
さぁ、教習所の学科っぽくなってきましたね。
手信号などについては、教官が身振り手振りで教えてくれる場合だったり、写真のように、モニターを使って教えてくれる場合もあります。
車の運転を目的とした教習なので、車の停止位置についても教えてくれます。
特殊な信号、横断歩道を渡り切れない高齢者の通行(残存歩行者)などについても学びます。
●第一段階 学科教習03
【標識・表示等に従うこと】
××に従うことシリーズ第2弾ですね。
「交通ルールなんかにゃ従えねぇぜ!」
という絶滅危惧種に分類される方がこのブログを読んでいるとはとても思えませんが、信号だけでなく、道路標識も奥が深いのです。
難しそうですが、標識は基本的に見れば解るようにできているものです。
はい、とってもわかりやす~い!
コレで止まらない輩は○○(放送禁止用語)ですね。
標識の「本標識」と「補助標識」という分類から、規制標識/指示標識/警戒標識/案内標識というものについても学べます。
自転車や人に対する標識もあります。
標識は物理的に200個ほどあるそうです。
ここで紹介した以外にも、実際の学科教習では最初に覚えておくと良い標識についても詳しく解説してくれます。
余談ですが、ここ試験によく出ま~す。
でも、大切なのは、試験対策だけでなく、道路上のルールを覚える事という事は忘れないで下さい。
●第一段階 学科教習04
【車の通行する所、車が通行してはいけないところ】
表題から、まずはご紹介したい写真がコチラ。
教官が指している写真、この中で「道路」と呼ばれるのはどこでしょうか?
答えは「全部」
人が通行するための「歩道」、
車が通行するための「車道」、
道路の端寄りに区切られている「路側帯」
全部をひっくるめて「道路」と言います。
車の運転は基本的に左側通行。
ただし、例外的に車線を越えて運転しなければならない場合、右側はみだし禁止区域についても学びます。
歩道を横切る場合の注意についても学びます。
「歩道を車で横切る」
この言葉だけを教科書でみると、MA●MAXに登場するような暴走族が歩道を爆走していくような錯覚を覚えますが…
映像でみると、とても日常的にある光景だと解ります。
教習の中ではどんな所に大きな危険が潜んでいて、どんな所に注意が必要であるのかという部分を知る事ができます。
他には、混雑防止のための交差点への進入禁止についてや、踏切、横断歩道などの進入禁止場所についても学習します。
●さいごに
学科教習で学ぶ事については「もう知ってるよ」という方も多いかと思いますが、
免許を所得してから20年以上たつ私も、あらためて教習に参加すると「あ、そうそうコレ危ないんだよね」とか「うわぁ~、こんな大事な事忘れてたぁ~」といった「気づき」もたくさん出てくるのが第一段階の教習です。
今日の学びは、先の自身の生活に生きてきます。
金町自動車教習所の教習を受けた皆様が、相手の立場に立って思いやりのある運転が出来るドライバーとなってくれたら幸いです。
地域の皆様が、より安全に生活できる事を、金町自動車教習所職員一同、ビルの屋上教習所から見守っています。
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