【交通安全教室】金町中学校で交通安全教室を行いました
金町自動車教習所が地域活動の一環として、例年、葛飾区内の複数の中学・高校で交通安全教室を行っております。
地域の交通事故を少しでも減らしたいという想いから、当教習所が大きく力を入れている地域活動ですが、一企業が行うという事情もあり、学校に出向いての実施は、実はなかなか難しいのです(笑)
2018年6月9日
本日の天候は「晴れ」
土曜日の「葛飾教育の日」の中のカリキュラムとして、葛飾区立金町中学校で全校生徒向けに交通安全教室を実施させていただきました。
そして…昨夜に降り出した雨も何のその!猛暑日と呼ぶにふさわしい天候。
絶対に金教スタッフの中には強烈な晴れ男がいるに違いないと思わせる1日でした。
冒頭の校長先生からの挨拶で
「金町教習所の皆さんが、命がけでこうした事故があるという事を教えてくれます!今日はしっかり勉強して下さい!」
という怖そうな挨拶がありましたが、梅澤和男指導員はこの笑顔!
「事故を起こさない、あわない事を考える時間にして欲しい」
と生徒たちへのメッセージを伝えるところから、交通安全教室がスタート。
ますは自転車事故の再現を見てもらう所からスタート。
見通しの悪い場所を想定しての自転車同士の接触事故を再現。
もちろん、スタントマンは金教スタッフ。
大きなポイントは、
★自転車の走行位置(左側走行)
★一時停止(「とまれ」の標識の確認)
の2点。
曲がり角への飛び出しは、本当に危ないので注意して下さいね!
「とまれ」の標識がなくても、安全確認の一時停止を心掛けておくと、交通事故の危険性は大幅に下がります。
スマホをいじりながらというシチュエーションで、自転車の片手運転の危険性についての実演も行いました。
自転車の片手運転をしていた際に、横から何かがぶつかった場合を想定し、片手運転と、両手でハンドルをしっかり握って運転していた場合の比較を見てもらいました。
歩行者と自動車の間をすり抜けてる自転車の運転を「自転車の危険運転の例」として見てもらいました。
こうした運転は、自転車を運転している人は、大怪我をしても「自業自得」という事になりかねないですし、「誰も得をしない」のでやめましょう。
代表の生徒に、イヤホン(ヘッドフォン)で音楽を聴きながら自転車の運転をすると、どれくらい周囲の「音」が聞こえにくくて危険であるのか、を体験してもらいました。
ここまで車の接近に気が付かないって、怖いと思いませんか?
生徒からは「周りの音が意外と聞こえていなかった」「死んでいたかもしれなかった」という感想もありました。
代表の生徒に、一人ずつ運転席に座って、ドライバーの視点から「ミラーの死角」を体験してもらう「自動車のドライバーの目から見た視覚体験」を行いました。
自動車から見たの自転車の死角については、当日、生徒の皆さんにお配りした資料に詳しく記載させていただきました。
中学生くらいですと、まだ車のランプの意味を知らない生徒もいるのかと思い、「車のランプの意味」について解説させていただきました。
ブレーキランプは、ドライバーがブレーキを踏むと点灯するランプです。
対外的に「止まっていますよ」「これから止まりますよ」といった事を知らせる為のものです。
ここで知ってもらいたい事は、「曲がるかもしれない」「止まるかもしれない」といった車の「かもしれない」という事を予測して欲しいということ。
「かもしれない」の予測が出来るかどうかで、危険回避の度合いが大きく変わってきます。
上記の事以外にも、もちろん!
大切な「自転車安全利用五則」についても解説させていただきました。
自転車安全利用五則とは下記の5つ。
★自転車は、車道が原則、歩道は例外
★車道は左側を通行
★歩道は歩行者優先で、車道寄りを徐行
★安全ルールを守る
★子どもはヘルメットを着用
警視庁のリンクも貼っておきますので一読いただければ幸いです。
http://www.keishicho.metro.tokyo.jp/kotsu/jikoboshi/bicycle/menu/five_rule/index.html
終わりは少々、かけ足になってしまいましたが、金町中学校の生徒の皆さんと見に来て下さった保護者の方へ、少しでも我々からの交通安全への呼びかけが届けば嬉しく思います。
こうした交通安全教室などの活動は、多くの痛ましい事故を見てきた側の我々が、金町自動車教習所を含む、地域の皆様のリスクを減らすために行っております。
交通安全教室を実施して下さった学校関係者だけでなく、地域の皆様にも広く、理解をいただければ幸いです。
●さいごに
車も自転車のどちらも利用している筆者にとっては、自戒すべき点もあり、毎日の生活で「この人は危ない自転車の乗り方をしているなぁ~」という方を多々目撃します。
特に、学生よりも主婦・高齢者の方が多く感じます。
交通安全教室の内容を再読してみると解るかと思いますが、交通安全は「誰でも心がければできる事」です。
この記事を読まれた地域の皆様にも、交通安全の大切さを理解いただき、弊社の活動に賛同したいただければ幸いです。
金町自動車教習所の職員一同、ビルの屋上から皆様の交通安全を願っております。
金町自動車教習所ホームページ