燃料

現在の車の燃料のほとんどがガソリン(化石燃料)ですが、環境問題や限りある資源の有効利用の観点から代替エネルギーが注目されています。

バイオマスエタノールや天然ガス、LPガス、電気、電気モーターを併用したハイブリットなどなど。


ちなみに当教習所の教習車の燃料はLPガスを使っています。


何故かというと、ガソリンに比べ税制上の優遇もあり、経費削減につながるため、その分お客様に還元できることと、ガソリンやディーゼルに比べて排気ガス中の有害物質が少ないということから、環境面にも配慮しているためなんです。

社会貢献度の高い企業でなくては生き残れない時代ですからね。


タクシーや一部のトラックもLPガス等を使用していたり、電気自動車やハイブリットもだいぶ増えてきてはいますが、一般の車はまだまだガソリンがメインです。

余談ですが、以前、空港関係者の方から聞いたのですが、ジャンボジェット機は灯油を燃料として空を飛んでるんですよ!
家庭のストーブで使う灯油より水分の少ないケロシンという灯油です。
特別な燃料を使用すると燃料コストがかさみ、一般人にはとても利用できないほど運賃をもらわなくてはならないとのこと。


実はこの化石燃料、世界中の埋蔵量はもう残りわずかのようです。

現在のペースで採掘を続けると、推定40~50年分程しか残ってないようです。

しかも、BRICs(ブラジル、ロシア、インド、中国の総称)という人口の多い国の急速な経済発展の影響もあり、採掘可能年数は短縮される見込み。

石油が無くなったら大変ですね。どうなるのでしょう?


そのために今、バイオマスエタノール等の代替エネルギーが注目されています。

しかしこれにも問題があって、このバイオマスエタノールはトウモロコシやサトウキビから作られるので、それらの価格が高騰し、貧しい人々の生活を苦しめてしまっている現状もあります。

EUでは将来的に輸送燃料の約10%をバイオエネルギーに変えていく計画だそうですが、今後の人口増加も重なって食糧危機にもつながりかねないです。


限りあるエネルギーを大切にしなくてはいけませんね。


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