新年度 新人たちの世渡り
4月になり、新年度がスタートしましたね。
期待や不安を胸に、新しい環境に飛び込む。
いろんな意味で刺激的な時を過ごしていることでしょう。
うちの会社にも新人さんが入社してきました。
まるで“蛇の巣”に飛び込んでしまった小鳥のようにキョロキョロ、バタバタと落ち着きのない様子。
かつての自分もそうでした。
周りの先輩方々全てが鬼教官に見えたもんです。
新しい会社に入り、ここでほとんどの新人が陥りやすい失敗があるんです。
何処の会社にも気難しく怖い先輩っているもの。
“うわ~やだな~”と距離を取る。この距離がボクシングに例えると、ちょうどいいパンチをもらいやすい“間”になってしまうんですね。
その間を把握しないとサンドバック状態に・・・なんてことも?
そういった先輩にこそ、その懐に入ってしまう。そうすると、パンチをもらいにくくなるんです。
例えば、仕事で分からないことがあったりしたら、わざわざその先輩に相談に行くとか、何かと頼るようにするんです。さりげなく、時間をかけながらも距離を詰めて行き、最終的に“今度飲みに行くか!”と誘ってもらえるようになればいいですよね。
その結果、周りの人たちからも新人の中でも一目置く存在になるかもしれないですね。
実はこのあとも注意があります。
それは、舎弟や子分、金魚の糞、カバン持ちといった類にならないようにしなければならないのです。
新人とは言え自立した社会人です。ちゃんとしたモノサシを持ち、自分の方向性を決めていかなければなりません。
先輩にも時には間違いがあります。所詮は先輩方々も同じ人間です。
何が正しくて何が間違っているのか。こちらもちゃんと見極める目を持たなくてはいけません。
ただ、柔軟性も必要です。物事には白黒付けなくてはならないものもありますし、グレーゾーンもあります。このグレーゾーンンと白黒の境目が危ないのですが。
その環境でしか通用しない自分を作るのではなく、社会で通用する自分を作り上げていかなければならないのです。
険しい道のりかもしれませんが世の中の新人さん、fightです。
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