TABLE FOR TWO

TABLE FOR TWO プログラムというのを知ってますか?

これは日本発信の社会貢献運動で、今や世界に広がりつつあります。
直訳すると“二人の食卓”です。
先進国の人々と、発展途上国の子供達が時間と空間を飛び越え食事を分かち合うというコンセプトだそうです。
例えば、日本のような先進国では、食べ物が余るほど提供され、それを過剰に摂取し、その結果、カロリーオーバーとなり、肥満や成人病など深刻な状態に陥っている人もいます。
その一方、世界中には飢餓に苦しむ人々も沢山いて、たった一食の食事も確保できない人々が10億人いるといわれています。
この食の不均一を解消するためにこのプログラムが存在します。
このプログラムに賛同した会社の商品を購入したり、レストランで食事をすると、その料金の中から20円が寄付される仕組みです。その20円は発展途上国の子供の給食1食分の金額だそうです。
しかもその食事はカロリー制限されています。健康にも良いですし、しかも食事を分け与えている充実感も得られます。
寄付とかボランティアとかって、ちょっと敷居が高いなぁ~って感じている人も気軽にできますね。
参加企業も日本を代表するトップ企業が参加しています。
私たち消費者も商品やサービスを選ぶときに、このような付加価値を求めていく時代になってきたんだと実感します。
今から15年前、顧客満足度向上のための研修を受けたことがありますが、その頃は、今思えば過剰といえるほどのサービス合戦で、アメリカの大手スーパーなどでは購入した服を何回も着て何回洗濯しても気に入らなければ全額返金するところまでありました。
それから月日が経って少し状況が変わってきたようですね。
企業が選ばれ生き残るためには既存のサービスや考え方を捨てなくてはならない時代がきたのかもしれません。
これから求められるものは過剰なサービスではなく“実感”“体感”“質感”だと思います。
ちょっと話が脱線しましたが、TABLE FOR TWO
もっと広まるとよいですね。
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