金町自動車教習所で学ぶ
第二段階 技能教習
●第二段階の技能教習について
第二段階の技能教習が第一段階の技能教習と大きく違う点は、実際の道路を走る「路上教習」を行うという点です。
教習所のコースを走り、車の運転にもいくらか慣れてきたところかと思いますが、実際の道路での運転ではどうでしょうか?
今回は第二段階の技能教習について、指導員の目から見た教習を紹介します。
過去の技能教習に関する記事は下記
https://katsushika.uwasa-no.com/kds/2017/03/kdsblog-4/
●はじめての路上教習
教習所のコースと実際の道路との違いとしては、まず速度感覚が違います。
わかりやすいのが、体感として教習コースでの時速30キロは所内では早い速度に感じますが、路上では遅く感じます。
周囲の交通速度にあわせて走る(流れにのる)事に最初は苦戦する人が多くいるように感じます。
中にはアクセルを踏みすぎて、とめどなく速度を上げてしまう人や、道路の左側によりがちな人、速度が出ているために「カックンブレーキ」になりがちな人もいます。
もちろん、走行速度や走行位置で「ちょっと危ないな」と指導員が感じた場合には、臨機応変に「速度が出すぎですよ」「もう少し右側に寄ろうか」といった声かけも行っています。
場合によっては停車をし、落ち着いた状況を作った上でアドバイスを行う事もあります。
●見落としがちな安全確認
教習コースでは出来ていた事も、実際の道路に出たとたんに「うっかり」という事も多々あります。
※うっかりでは済まないケースは過去の教習内容を参照
見落としがちな安全確認としては「右左折時の安全確認」「進路変更時の確認」「一時停止」などがあげられます。
教習コースとはちがい、道路を曲がろうとしたら「人がいた」「バイクがいた」という事は当然のように起こります。
こうした時に、先の学科で学んだ安全確認が生きてきます。
特に、金町自動車教習所の周辺は路上駐車の車を避けつつ、自転車や歩行者などへ特に注意を払って走行しなければならない場所でもあります。
●教習所の指導員より
車で路上に出るという事は、今まで一つずつ学んだ事を全て使うという事でもあります。
様々な要素を複合的に思い出し、実行していくために、「うっかり」という事も多々あるのは当然だと思いますが、先の教習でも学んだ通り、その「うっかり」がこの先の人生において取り返しのつかない事態を引き起こす事もあります。
車の運転については、運転免許を取得してから覚える事の方が多いです。
どうしても教習所で教えられる事は必要最低限の事だけで、+αでお伝えできるのは人それぞれ。
どうしても試験がある以上、評価をしなければならないのですが、これはあくまで通過点と考えてほしいです。
●さいごに
教習コースから初めて路上出ると、誰だって緊張しますよね。
「緊張しないで」というのは我々も無理だと思っています(笑)
なるべく、我々も緊張をほぐせるように、各指導員が様々な指導方法をとっております。
教習を重ねる事で、これまで学んだ安全運転を行う為の知識や経験を増やして下さい。
我々も、教習生の皆さんと共に、指導員としての成長をさせていただきます。
金町自動車教習所の教習を受けた皆様が、相手の立場に立って思いやりのある運転が出来るドライバーとなってくれたら幸いです。
地域の皆様が、より安全に生活できる事を、金町自動車教習所職員一同、ビルの屋上教習所から見守っています。
金町自動車教習所ホームページ