遂に解明!
江戸川河川敷【盛り土】の謎!
河川敷に現れる謎の盛り土。
今回はその正体に迫る!
↑コレ
舞台は金町浄水場の「三角帽子の取水塔」が見える江戸川の河川敷。
普段はジョギング、散歩、釣りなど人々の憩いの場となっている。
先日の葛飾納涼花火大会を見るために行った方も多いと思う。
筆者も散歩のためにいつも訪れているのだが、いつも疑問に思うことがある。
それは芝と雑草の合間から覗く、この謎の土の盛り上がり。
サイズは実に10cmに及ぶものも。
もちろん人為的なものではないのは明白。
河川敷の歩道には常にミミズの死骸があるので、
土中のミミズの仕業ではないか?と仮説を立てていた。
…が、細いミミズにここまでの土を掘り返す力があるだろうか?
他に土の中に生息する生物といえば…
やはりモグラが挙げられる、が。
東北出身の筆者も、
モグラなんて小さい頃に山道で干からびていたのを1度しか見たことがない。
世間ではむしろモグラを見たことがない人の方が多いかもしれない。
自然あふれるとはいえここはアスファルトに覆われた東京都、
モグラがその下で活動しているなんてありえるのだろうか…?
そんな筆者の疑問は散歩をしていたある日、
突然かつあっさりと氷解した!!
いたーーーー!!
どこから見ても野垂れ死ににしたモグラである。
背中に穴が空いているのを見ると、
おそらく地上に出た後にカラスか猫に襲われたのだろうと思われる。
ということはあの盛り土はれっきとした「モグラ塚」。
ちょっと掘ればモグラが顔を出したりするのではないか…?
そう思い調べてみた。
モグラ塚というのは、あくまでモグラのトンネルの土捨て場に過ぎないらしい。
つまり、そこをちょっと掘り返してもトンネルには行き着かないということ。
どうりで足でちょちょっと土をどけても穴らしいものは見当たらないはずだ。
モグラの住んでいるトンネルは地下30cmほどの深さにあるらしい。
そしてトンネルの長さは300mを超えるという。
つまり、あの河川敷一帯の地底にはモグラの生息するネットワークが広がっているということなのだ。
アスファルトに覆われた都会でも頑張って生きている野生動物たち。
そんな生き物の住める環境をこれからも大事にしていきたい!