ウワサの葛飾人(4人目)
亀有どさん子の「どさ兄」こと「白石悟」さん

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・知る人ぞ知る「亀有のリッツカールトン」店長

札幌ラーメンどさん子亀有南口店で仕事をはじめて、およそ30年。

弊社代表曰く「従業員のホスピタリティーが亀有のリッツカールトン」

と言わしめる程の優しさと人望、そして料理の腕を兼ね備えた「白石悟」さん。
(通称:どさ兄)

亀有地域住民(特に筆者)の胃袋をつかんで離さない「亀有どさん子」の店長を葛飾人として紹介していきます。

 

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・亀有どさん子が誕生、悟少年4歳→どさ兄誕生

当時、北区に住んでいたという悟少年(どさ兄)。

亀有どさん子は、塗装工を営んでいたお父さん(通所:どさ父)が諸事情により転職を迫られた際、当時、環状七号線(環七)で「これから発展が期待される土地」であること「(当時の)亀有地域に無い職業」=「ラーメン店」という理由から、チェーン展開として勢いのあった「どさん子(旧:㈱ホッコク)」の系列店として開業。

調理の職能もゼロからのスタートだったという「どさ父」だったが、先見の目もあり、なんと一代で開業した土地にビルを建てる程の手腕を発揮。

毎晩のように、店内には地域の常連さんがあふれ「どさん子フェスティバル」(どさフェス)が開催されていたとかいないとか・・・

 

亀有でスクスクと育った悟少年も成人し、少年から青年へ・・・

板前として修業に励んでいた20代のある日。

「どさ父が倒れる」という非常事態が発生。

どさん子の父を救うべく、白石悟青年は「どさ兄」として生まれ変わり、亀有どさん子の厨房に敢然と立ち上がった。

 

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・「造り続けて四十年」という餃子に偽りあり!?

2015年の「亀有のどさん子」と言えば「ファーストオーダーは『餃子』から」

というドサンカー(亀有どさん子愛好家)共通のお作法がある至高の一品だが、店内で見かける「造り続けて四十年」の真実は、「創業から自家製餃子」というだけで、現在、お店で食べられる「至高の一品」の状態になってからはおよそ20年だという。

 

「昔から、餃子も自分たちで造っていたんですが、当時の餃子はバサバサで、現在の餃子とは全くの別物でした。」

と、どさ兄は語る。

 

実は、ラーメンのスープも今の味とは全くの別物だったそうです。

察するところ、亀有どさん子で料理を食べた事のない人は確実に思っているであろう、悪い意味での「どさん子でしょ?」と、想像できる中華飯店の味。

※残念ながら、どさ父の料理の味を確かめる術はない

 

前日にラーメンのスープを仕込んで帰宅するも、翌日には豪快に調味料が追加されてしまうという、どさ父の「コレは俺の味じゃねぇ」攻撃を繰り返されるという事も日常茶飯事だったという・・・

 

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・こだわりの味を表に出さないのは亀有の「粋」

どれだけ美味しい料理をお客に振舞っても、どさん子の従業員メンバーは絶対に奢る事無く、いつも一所懸命に店内を動き回っている。

店舗の「こだわり」や「商品の質」について大々的にアピールするお店は多々あるが、店内を見回しても、公言されているのは簡素なメニューの説明程度。

 

どさ兄に理由を尋ねると「あえて『こだわり』を大々的にPRをしないようにしています。お客さんが自分で選んだものを食べて、美味しいと思ったらまた注文して下さい」だそう。

 

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・お客様は「家族」なんです

どさ父が始めた「どさん子亀有南口店」

どさ父の料理の味はともかく、お店にはいつも料理を食べて笑顔になるお客さんが溢れていたという。

父から店を引き継ぎ、最初の数年は「味が変わった」「亀有のどさん子も終わりだな」という言葉も随分聞かされたというどさ兄。

それでも自分の料理の研究を重ね、他店で美味しいと感じたものは自店に取り入れ、現在の店の味を作っている。

先の餃子も、毎月の限定メニューも常に進化し続けていると話すどさ兄。

「お客さんは自分たちにとって家族なんです。だから美味しく食べて笑顔になって欲しいんですよ。」

と、今日も厨房から笑顔をのぞかせる。

 

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・黒板メニューもハズレ無し!

筆者が独りでお店に出かける際は、「餃子+麺」でほぼ決まりなのだが、3~4名で出かける際は、「黒板メニュー」もお勧めしたい。

女性であれば「貝類の酒蒸し」はかなり好感度高め。

「豚肉のキムチ炒め」もお酒が進む一品。

お酒と言えば同店では「レモンハイ」「緑茶ハイ」も特筆すべき一品。

黒板メニューは比較的、長期にわたって掲載されているものもあれば、本当に瞬間的にしか載っていないものもあるので、こちらも要チェックです。

川●要さんが「神チャーハン」と書き記した色紙も同店の味の証拠です。

 

 

札幌ラーメン
どさん子南口店

葛飾区亀有3-4-12
03-3603-3363

木曜定休