【限定】混ぜるな危険!
赤いアイツが特にヤバイ「鶏白湯」
亀有どさん子
2016年9月の一押し麺(限定麺)
「鶏白湯」
730円
担当:どさ兄
今月はウワサの葛飾(ウワ葛)編集部のラーメン女子「近藤彩」による、女子力高めのレビューをさせていただきます。
実食に際して、先月の「まぜそば」とは真逆に「混ぜずに、白い部分を食べてから、赤い部分をお召し上がり下さい」と言われる。
まずは白い部分のスープ
筆者が感想を聞くよりも早く、近藤から
「鶏いるわぁ~」
の声
麺はどうか?
ちょい硬めの細い麺。
どさ兄の解説によると、「東京のかんすいに比べてアルカリ性が強く濃厚なsoupに合っている」という「九州小麦と九州かんすい」を使用しているとの事。
確かに、九州ラーメンを思わせる食感。
スープをバリバリ吸い上げて口に運んでくれる。
正直、白い部分の味が個人的にストライクすぎて、赤いアイツは「食べるまでもなくね?」という気持ちすら生まれていたところへ…
「赤いやつ美味いぞ!」
目の前から頼んでもいないコメント!
どれ…
あ…ヤバイ…
若ぶってるつもりは全くないが、とにかく凄く美味しい。
「辛くないですよね!?」
確かに、辛いのが苦手として知られている筆者だが、全く辛さを感じない。
赤さの秘密は、どさ兄が「赤マー油」と名付けた香味油。
オリーブオイルとサラダ油をベースに、揚げたニンニク、パプリカ、唐辛子に「トマトパウダー」を加えたものだという。
白も猛烈に美味しかったが、それ以上に「赤」のインパクトというか、美味さの衝撃が大きくて、数分前の自分に猛反省。
赤いアイツにノックアウトされている所に、いつも一歩先を行く近藤から
「鶏チャーシューもトロトロ」
という歓声があがる。
「食材がイタリアンなメンツなのに、紅生姜を乗せたら完全にトンンコツ。特許とれるレベル」
という近藤。
コメントが完全に賄賂でも貰ってんのか?
というレベル。
後からどさ兄に聞いたのだが、最初はカルボナーラ風のラーメンにしようとした所からスタート。
しかし、カルボナーラにすると「しつこい」と感じていたところで、たどり着いた「トマトパウダー」
コレのおかげで、イタリアンのテイストをもちながら、バランスの良い香味油「赤マー油」が誕生。
「鶏白湯」がベースでありながら、一般的に広く知られている柚子湖沼などを使う必要のない亀有どさん子独自の味が誕生。
完全に他店の鶏白湯とは一線を画す「鶏白湯」となった。
「この中に鶏が何羽いるんだ?」
「スープを飲みながらお酒が飲めるんじゃない?」
という迷言を連呼しながら麺をすする近藤。
彼女の口元の表情から美味さを感じて下さい。
今回の限定麺のお約束として言える事は
「絶対に混ぜるな!」
自然の摂理に従ってスープが混ざるのを待てない輩は
愚の骨頂!
だから、絶対に混ぜずに食べましょう!
ネギやキクラゲの移動までは可です。
そして
「今月も美味しい」
次にこの一杯を食べるのはあなただ。
札幌ラーメン どさん子
亀有南口店
葛飾区亀有3-4-12
03-3603-3363
木曜定休
餃子も忘れるな!