【10/6追記】おかえり両さん
5年ぶりのこち亀新刊発売!
地元では幻…か!?

2021年10月4日

こちら葛飾区亀有公園前派出所(こち亀)

第201巻

が発売された。

2016年に週刊少年ジャンプ誌上で40年間という長期連載の幕を閉じ、JC全200巻で完結…と思われたが…

やっぱり!

というか、両さん(主人公:両津勘吉の愛称)らしいというか(笑)

続きの201巻が発売!

※余談だが「999巻」は既刊

  

こち亀201巻が発売された亀有
こち亀201巻

  

約5年ぶりの両さんの凱旋に、こちら葛飾区…特に亀有あたりは盛大に帰ってきた両さんをお出迎え…という事は無く…
(コロナ禍でもあるので)

  

JR亀有駅での改札内連絡通路・ホーム連結階段壁面に、作中の風景と実写風景がミックスされたポスターと壁面広告が掲出された。

※階段側の壁面に掲出されているので、エスカレーターを使用すると見れないので注意

※掲出期間は2021年10月4日~10日まで

  

こち亀201巻が発売された亀有
ポスター掲出場所

  

全て葛飾区内の風景という事ではなく、東京の下町を自身の庭としている両さんの行く先々の風景といった内容。

個人的には、その先々の場所のポスターも部屋張りサイズにして販売してほしいところです。

  

  

そして、ここからがある意味本番。

亀有駅のポスター掲出の紹介だけで終わらないのが地元メディアであるウワサの葛飾(ウワ葛)でありまして…

こち亀といえば漫画!

漫画と言えば本屋!

と、いう事でこち亀201巻の発売の感想について、亀有駅北口駅前にある2軒の本屋さんでお話をうかがってきました。

  

こち亀201巻が発売された亀有
栄真堂書店

  

亀有駅北口を出て、そのまま両さんに挨拶をして、横断歩道を渡った先にある栄真堂書店さん。

ま、まさかのこち亀201巻が置いていないという事態が…

  

店主に理由を訪ねてみると…

「今日、発売日だったんですか?20日過ぎだと思っていました。発注は問屋さんに任せてあるので、今日は入ってきてないです…ごめんなさい。小さなお店だとこういう事があるんですよ…」

と少し悲しそうな顔をされてしまい、申し訳ないような複雑な気持ちに…

「(こち亀の連載が)終わっちゃってから、だいぶ経つけど、やっぱりこち亀がないと亀有も寂しい。ちょうど緊急事態宣言もあけたので、こち亀がまた盛り上がってくれれば良いなと思っています。」

ともお話をいただきました。

  

栄真堂書店さん、ありがとうございました。

同店では、亀有のお土産としてのこち亀グッズも買えるお店ですので、あわせて覚えておいて下さい。

  

こち亀201巻が発売された亀有
ほんや文楽

  

続いては、栄真堂書店さんを正面に見て、左側にある商店街へ入り、三叉路の右手側ある、ほんや文楽さんでお話を伺いました。

やはりココでも発売日にこち亀201巻の姿は無く…

「当時、私がこの本屋(文楽)を始めた頃に、こち亀の1巻が出たばかりという事もあり、亀有という土地を舞台にしてくれた作品が出てきてくれて嬉しかったのをよく覚えています。

商店街で亀有北口駅前に両さんの銅像を最初に作った後、行政の協力で亀有の各地に銅像を増やしていただき、色んな意味で亀有が両さんの街である事という事の周知に繋がりました。

どうしても問屋さんの都合で、入ってくる本が限られてしまい申し訳ないが、これからも亀有は両さんの街だと思っています。」

文楽さん、ありがとうございました。

同店は様々な地域活動に熱いお店であり、弊社も様々な地域企画でお世話になっております。

  

第162巻 巻末

  

「こち亀5、6巻」というコンビ名で曽山一寿先生(でんじゃらすじーさん作者)と共にM-1に出場したという経歴を持つ、Web上で発表している育児漫画が人気の四つ木の「ひこちゃん」(@YOTUGINOKO)にも201巻発売について感想をいただきましたのでご紹介いたします。

  

5年ぶりのこち亀の新刊、もう嬉しさしかありません!1年間の有給休暇を経て真っ黒に日焼けした両さんが亀有に帰還。アフリカに金鉱を探しに行っていたそうで相変わらずの健在っぷりに頬が緩みました。時事ネタもふんだんに盛り込まれていて、大原部長のリモートワークには爆笑。また各話ごとにある先生の後書きがありがたすぎる!こち亀最高!余談ですが秋本先生は私の高校の先輩で、先生が創設した漫画劇画部に私も所属していたのは未だに自慢です!」

息子(小学生)にも感想を聞いたところ「やっぱ、こち亀おもしれー!」だそうです笑

  

ガチな感想でしたので、原文をそのまま紹介させていただきます♪

  

そんなこち亀愛の深い、ひこちゃん親子の日常を描いた「それ描け!ひこちゃん」は下記URLからご覧いただけます。

https://hikochanchi.blog.jp/

  

こち亀201巻が発売された亀有
両さんのいる街

  

久しぶりに地域の方に「こち亀」という作品についてお話を伺ってみて感じた事は、街の日常の中にこち亀という作品が完全にしみ込んでいるなと感じました。

いきなりのご質問に、こころよくお話を聞かせていただいた皆様、本当にありがとうございました。

  

中川の夕日
中川に落ちる夕日

  

最後になりますが、個人的に亀有地域を担当している本屋の問屋関係者に物申す!

同日に発売の鬼滅〇ぬりえは何処にでも入れるのに、なぜ!こち亀201巻を個人経営の小さな書店に入れないのか?

こち亀こそ、亀有という地域で平積み必須の本です。

コンビニや大型書店では買えるのに、個人経営の街の本屋さんではこち亀の新刊が発売日に買えないというのは涙が出そうになる。

亀有こそ両さんの帰る(買える)場所である事、そして201巻から続くであろう「こち亀」が幻ではないことを、筆者は強く願う。