奥戸福祉館〝ナンカツバーガー移動販売車〟
15年間ありがとう感謝をこめてサヨウナラ

◆15年間ありがとう!

2024年5月26日

障がいを持った方々が、明るく元気に活動している奥戸福祉館(パン工房ももちゃん)の移動販売車の稼働を終了される事が決定。

それに伴い、同館にて〝キッチンカーさようなら会〟が実施されました。

※パン工房ももちゃんXより借用

15年(2024年5月時点)というと、おそらく同館で納車の時から移動販売車の事を知っているスタッフの方々の方が珍しいのかと思います。

同館のスタッフと共に、葛飾区内のあちこちで出来立てのナンカツバーガーや同館で作られたパンの販売を行う足として活躍してくれた移動販売車は、同館の顔としてとても頑張ってくれました。

移動販売車が稼働を終了するというだけで、館をあげてイベント化するという行動に、この移動販売車に対する多くの方の愛情を強く感じられました。

もちろん、この移動販売車に感謝の気持ちを持っているのは同館の関係者やスタッフだけではありません。

南葛SCの関係者やサポーター、近隣地域の方々もそれぞれに移動販売車へ思い出や感謝の気持ちがあります。

筆者もこうした感謝の一端をこの記事でお伝えしたいと考えます。

◆南葛SCサポーターと共に

実は南葛SC創設前から稼働を続けていた移動販売車。

筆者もそこそこ古参の南葛SCサポーターではありますが、筆者が南葛SCの応援を始めた当初、会場で買える食べ物といえばナンカツバーガー一択。

また、移動販売車に描かれていたキャラクターもキャプテン翼の主人公/大空翼(翼くん)ではなく、サラリーマンのようなキャラクターでした。

それこそ当時は、南葛SC(というよりも高橋陽一先生)と共働して南葛SCで使用されている翼くんを使わせてあげて欲しいと思っていましたが、それも筆者が考えるまでもなく南葛SCの公認を得られて現在に至る。

悪く聞こえるかもしれませんが、ナンカツ(南葛)というネーミングである食べ物を、地元民の義理で買っているんだと思われる方もいるかと思いますが…
まずは単純に美味しいから買っているだけです。

ナンカツバーガーは持ち帰って食べるのも良いのですが、移動販売車で作られた出来立てが最も美味しいと断言します。

出来立て♪

昔の話ですが、奥戸で行われている南葛SCの試合会場でナンカツバーガーを買う高橋陽一先生にお会いした事は一度ではありません。

「コレ美味しいんですよね」

と、嬉しそうにおっしゃる姿にはマジで後光が差しておりました。

少なくとも、世界中の美味しい食べ物の味を知っている方が「美味しい」と言うくらいには美味しいのです。

話がそれましたが、南葛SCの試合会場では〝ナン〟としても〝カツ〟という、ゲン担ぎ的な食べ物であったりもしました。

移動販売車で作られた出来立てで温かいナンカツバーガーは、空腹を満たすだけでなく、南葛SCサポーターの気持ちを鼓舞する重要なソウルフードでもあります。

こうした背景からも解る通り、今回のイベントには南葛SCの協力で森山翔介選手(18)、玉城峻吾選手(19)、舌古圭佑選手(32)が応援にきてくれました。

そして、南葛SCサポーターが移動販売車とのお別れを伝えに来店し、ナンカツバーガーを美味しく頬張る姿も見られました。

サポーター公式飲料と共に

いや~!美味しい!!

◆笑ってさようなら

キッチンカーさようなら会という名前ではあるものの、同館のスタッフの皆様は明るく元気に通常営業。

打ち水をしたり、元気な声で「いかがですか~」「美味しいですよ~」と一所懸命にお仕事を頑張っておりました。

移動販売車とのお別れを涙で惜しむよりも、明るくさようならをするステキな時間でした。

移動販売車とのお別れは寂しいですが、感謝の気持ちは届いたのではないでしょうか?

気になる今後の事ですが、新しい移動販売車の登場については全くの未定との事。

ナンカツバーガーをはじめとするパンの販売については、同館で生産した物を輸送して販売を行う形になります。

俺たちのソウルフード!

ナンカツバーガーは無くなりません!

ですが…

また出来立てのナンカツバーガーが食べられる日が来ることを切に願います。

ウワサの葛飾はこれからもナンカツバーガー!奥戸福祉館(パン工房ももちゃん)を応援していきます。

15年間ありがとう!
移動販売車!
美味しいナンカツバーガーをありがとう!
15年分の感謝を込めてサヨウナラ