【R8.1月限定】  薫鶏のち煮干の白油そば
味変で洋→和へ!?

薫鶏(くんけい)のち煮干の白油そば

味変用「自家製パイン酢」と「煮干粉」を添えて

並1,000円

大1,220円

担当:どさ兄

名前は和風なのですが、基本状態が洋風な味わい!

そして!味変をすることで洋風だったものが和風に変化!

笑ってしまうくらいに伝わる味が、それぞれ別物というのが大きな特徴なのかと…

今回もMaison144雪平店長のお力を借りて、この和洋2つの味わいが楽しめる一杯に挑みます。

こちらもいつもの蛇足的解説ですが、どさ兄よりいただいた内容を含めて紹介していきます。

◆タレ&油/Oil(どさ兄的表現)

 自家製鶏節を使った独自の香味油。

タレ 青口煮干の臭みや苦みをしっかり乾煎りすることで酸化した油を落とし、日本酒、水、白醤油で味付け。火入れの前には、青口煮干を丸1日浸けてから火入れを行うというひと手間も。

写真提供:どさ兄

ラーメンの根幹がスープにあるなら、油そばの根幹はタレと油。

そんな企業秘密を公開してしまうところに、どさ兄の懐の深さがうかがえます。

◆麺

菅野製麺所さんのSMK14もみWという麺を採用。

3種類の国産小麦粉とパスタ粉を混ぜて作られた麺で、茹で時間により味わいが変わるという特徴を持ち、業界では〝歌舞伎者〟と言われている麺。

最初にもお伝えしたが、今回の限定麺は味変による味のふり幅が大きいが、こうした変化にもしっかりと対応しているのがうかがえる。

◆具材

鶏のレアチャーシュー、茹で刻み玉葱、チェダーチーズ、温玉、セミドライトマトのガーリックoil漬け、かいわれ大根、メンマ、黒胡椒という布陣。

鶏のレアチャーシューは、胸肉を塩、鶏節、サラダ油、水で低温調理。

さらに!スモークチップで香りづけを行っているという、亀有どさん子驚異のメカニズム!

聡明なドサンカー(亀有どさん子の愛好家)たちは既にお気づきだろうが、商品名にも使われている燻鶏(くんけい)とは、まさにコレ!

◆味変用調味料

1)自家製パイン酢

パイナップルの缶詰と穀物酢を使用して製作。

現時点での味変酢の中では(個人的に)優勝!

お酢の持つ独特なトガリがなく、(たぶん)全体の9割は優しさで出来ているヤツ。

お酢(の酸味)が苦手な方には一度試していただきたい。

2)煮干粉

始めて食べる方は、絶対に最初に入れてはダメ!

この限定麺が美味しい事に変わりは無いのですが、コレを入れたら最後!

一気に味が変わってしまい、最初から最後まで徹底的にクライマックスになるので要注意!

味変中

今回も亀有に訪れる(主に)腹ペコモデラ―たちにも亀有どさん子の味をプレゼンしていただきたく、Maison144の雪平店長の感想もお届けいたします。

「ラーメンやまぜそばといった、ジャンルを決めずに食べた方がいいかもしれません。

お店独自の麺料理と思うのが正解かと。」

味はいかがでした?

「コース料理の中に含まれるカルボナーラ的な味わいがとても良かったです。
クリスマスも意識したのかと思いました。」

残念ながら、コレが食べられるのは正月(3日/年始営業開始日)からです(笑)

「味変で洋風になるし、〝ラーメン〟というジャンルではないような、不思議な感じすらします。これはラーメン、パスタ…?…人それぞれに楽しみな味わい方が出来るかもしれません。」

確かに!

一般的なまぜそばというイメージ先行で食べるよりも、

という認識は正しいかも!

まずはスモーク香る油そばを堪能していただき、途中で煮干粉をふりかかける事で煮干味に変化するという仕掛けを用意したのですが、実は煮干とスモーク(燻製)のバランス調整に苦戦した結果、別皿の煮干粉を提供する事で生まれた仕掛けでもあります。

この仕掛けは、煮干で白醤油を味付けしてるために、ほんの少量の煮干粉で味が変化するという事を利用しました。

結果として、面白味のある限定麺が完成しましたので、多くの方々に楽しんでいただきたいと思います。

ありがとうございました!

今回の油そばをもう1つ、別のひと言で雪平店長が表した言葉で記事を〆させていただきます。

オシャレなんです!

以上!

残った汁は迷わずいっとけ!

札幌ラーメン どさん子南口店

葛飾区亀有3-4-12

03-3603-3363

営業時間(通常)

12:00~14:00/18:00~24:00

木曜定休

2025年末営業

12月30日(火) 最終営業!

※場合によっては早じまいあり

2026年始営業

1月3日(土) 営業開始!