【舞台】第10回 劇団よしもと葛飾座
舞台裏からこんにちは

第10回 劇団よしもと葛飾座

2025年12月20日(土)

テクノプラザかつしかにて

第10回 劇団よしもと葛飾座&よしもとお笑いライブ

が行われました。

第10回 劇団よしもと葛飾座 出演者一同+1

当舞台は吉本芸人によるお笑いライブと、吉本新喜劇と地域住民有志が「吉本ふるさと劇団 葛飾座」としての公演という2本立てで行われております。

当記事は、主に葛飾区民で構成される第10回劇団よしもと葛飾座(葛飾座)の舞台裏レポートを「劇団員として公演に紛れ込んでいた」ウワサの葛飾スタッフが進めて参ります。

(お笑いライブの部分の取材は一切行っておりませんのでご了承下さい)

▼ざっくりとした内容

おばあちゃん(演:国崎恵美/吉本興業)の大切な昔のイベント(お祭り)の様子が記録されたビデオテープは擦り切れる寸前。

擦り切れてしまう前に家族が業者(演:漢咲コータロー/吉本興業)にデジタルデータ化を依頼するも、運悪くテープは切られてしまいます。

切れたビデオテープは100%直らないかもしれない…

そこで、地域の方々が協力して、当日のイベントを再現する事で、おばあちゃんに笑顔になってもらおうと奮闘するといった内容。

見どころとしては「昔のイベントを再現する」という事になるので、当然!劇団員の面々が「漫才」「武術(?)」「ドリフコント」「歌」「ダンス」というステージを披露するといった場面!

本年も、それぞれのチームが団結して、それぞれが楽しい場面を創り上げていました。

稽古中の様子

今回はあらためて劇団員の方々にいろいろと話を聞く機会が出来たのでゆる~くご紹介します。

▼ブランニューデイズ(おかじ/ゾベ)

「おかじとゾベでブランニューデイズです。よろしくお願いいたしま~す。」

という挨拶から漫才をスタートするスタイルのブランニューデイズの2人。

そもそもゾベ(溝部)さんが先に葛飾座に参加しており、気がついたらリアルな漫才師のコンビで出演するようになったという面白い経緯がある事も紹介しておきます。

ゾベ 過去の葛飾座公演ではヒロイン(漢咲コータローさん/吉本興業の婚約者役)を演じさせていただいていたので、悪役を演ってみたいです。

おかじ 衣装がある役なんかいいですね。こち亀が好きなので、警察官とか前回(第9回)の鬼とか…吉本の皆さんと絡みがある役なんかもいいですね。

普段は寄席といったお客様のいる場所に出たりする機会は無いのですが、2024年からM-1に出場していて、最高で2回戦まで進めました。

ポッドキャストは始めたいと思っています。最新情報はブランニューデイズのXで発信していますので、コチラもよろしくお願いします。

ありがとうございました!

コンビとして葛飾座では第9回、10回と続けて漫才師役として出演されており、特に今回は葛飾座公演の直前に吉本興業のお笑いライブが行われた直後からの漫才披露という状況に、心底プレッシャーで震えたそうです。

そんな逆境にありながらも、本当に面白い漫才を披露してくたブランニューデイズ

今後の活動も要チェックですよ!

~ブランニューデイズのSNS「x」はこちらから~

ブランニューデイズ(ゾベ/おかじ)

▼野中咲音さん

子どもチームから、今回の主演として抜擢された野中咲音さん。

ちなみに筆者はお父さん役であります。

小学校1年生の時から葛飾座に参加しているという、ある意味で葛飾座の重鎮的ポジションでもあったりします(笑)

葛飾座の友達と一緒に出ているシーンがあまりないので、(稽古の空き時間に)一緒に遊べなくて、ちょっと寂しかったです。

大人の人とたくさん話せたことです。

それは嬉しいですね。

絡みとしては、吉本の国崎恵美さんと筆者との絡みが最も多かったですからね。

私服で出る事ばかりなので、衣装を着てみたいです。

それは嫌です(笑)

▼阿部美樹さん

前回のヒロインが、今回はドリフコントをやるというのも葛飾座ならでは!

楽しかったです。

でも参りました(笑)

前回のヨーヨーを超える大変さでした。

(阿部美樹さんはヨーヨーが全くできません)

昨年は特に長台詞が大変でしたが、今年は衣装の着替えに参りました(汗)

台本に

「お母さんは○○(芸能人の名前)でしょ」

という部分があるのですが、この部分のアドリブを内海仁志さん(吉本興業)たちが裏で絶賛してくれているという事をうかがい、たまたまTVで観た事の引き出しが役に立ったのことがすごく嬉しかったです。

あと、ドリフコントのボイスチェンジャー部分が本番前日から入ったのですが、これが入ったことで、舞台に立っている実感が大きく湧きましたし、自分でも面白くなってしまいました(笑)

ありがとうございました。

実は裏ではおじさんたちがドリフダンスに興じていた事もお伝えしておきます。

あと、ボイスチェンジャーは反則(笑)

取材会場に来てくれた出演者の皆さん

芦澤和哉さん

稽古日数が短かかったので、逆に僕らの方が不安でしたが、

皆さんが自主練を重ねてくれたおかげで無事に本番が迎えられました。

急遽、配役が変わったというトラブルがあったことも含めて面白かったです。

内海仁志さん

まさか10年続くとは思わなかったです。

ブランニューデイズの漫才も、子どもたちのダンスも観ていて気持ちが良かったです。

さすがに20回目があるとは考えられませんが(?)また演りたいです。

国崎恵美さん

葛飾に新喜劇が出来て青戸に来たのですが、駅に人生ゲームができて「へ―!」となりました。

※プロレス大好き国崎さんは、小菅4丁目の法務局近くの丸武商店さん(唐揚げ屋さん)への熱量が高めというウワサもお伝えしておきます

男咲コータローさん

普段は一発ギャグばかりやる役だったのですが、台本ではブランニューデイズの2人がやることになっていてガッツポーズをしました。

(早々に一発ギャグは漫才に変更されました)

おかげで過去いちプレッシャーがなく
お芝居が出来ました!

とても楽しかったです。

吉本興業の皆さん+ボケる国崎さんを添えて

すっかりコメントを頂くのを失念してしまっておりましたが、子どもたちをまとめる海賊船の船長としてチームをまとめるだけでなく、葛飾座内の空気清浄機的な活躍をされていた石川ことみさん!

石川ことみさん(吉本興業)

例年のことではありますが、終演後、葛飾のメディア「葛飾経済新聞」さま「まいぷれ葛飾」さまに取材を受けました。

それぞれの視点で、それぞれに公演の様子を伝えてくれておりますので、こちらもご覧になっていただければ幸いです。

葛飾経済新聞さまの記事

※記事のリンクはコチラ※

まいぷれ葛飾さまの記事

※記事のリンクはコチラ※

取材に来ていただいたお二人

公演終了後は、恒例の卒業証書的な物の授与式。

さすがに10年続いた区民劇団公演事業で「まだこんなコトがあるのか!?」という、1回目の公演と同じくらい驚きの公演だったというのが皆勤賞である筆者の正直な感想です。

ずっと言っているもしれませんが、身1つで役者として舞台に立てるという機会はそうそうあるものではありません。

こうした機会が葛飾にあるということは〝他区に自慢してもいい〟とすら思っています。

そして、

出演される方も、

観て下さる方も、

1つの舞台をきっかけに、
多くの方が笑顔になれたら嬉しいです。