「ありがとう」新宿図書センター地下食堂
親子2代の40年に幕
皆さん!
亀有警察署の目の前にある葛飾区の新宿(にいじゅく)図書センターの地下に食堂があるのはご存知ですか?
図書センターの入り口から、入館して、中に進むと正面に地下に降りる階段があります。
地下の階段を降りて、廊下を道なりに進みます。
世代的にはWizardr○か女○転生か!?
ダンジョンのような構造にワクワクしてきます。
廊下の突き当りに張り出されているメニュー!
五郎ならきっというつぶやくでしょう。
「こういうのが良いんだよ」
付け加えるなら
「価格設定もうれしい」
いよいよ入店。
何を食べるかは、ここで考えておくのをおススメ!
昭和の香りが漂うカウンターで食券を購入。
ここで何を食べるかを考えていると、後の人に迷惑をかけるので、聡明なウワサの葛飾(ウワ葛)の読者は、入口で注文を決めておきましょう。
カウンターに掲げられた定食メニューの奥に見えるのは、仕込み中の店主「渡辺浩」さん。
お父さんの代に、この新宿図書センター地下食堂で営業を他の方から引き継いでからの2代目。
料理人としてのキャリアは寿し割烹で15年、今の食堂に入ってから15年。
いつも価格以上の味を提供して下さる、まさに新宿の父。
調理中の渡辺さん、真剣に料理と向き合う姿はまさに「職人」
培われた和食の技が食事に宿ります。
ウフフ…
今日のお昼はちょっと贅沢に「天丼」(470円)に「盛りそば」(250円)これでも720円。
噛むと「ザクっ」という音のする天ぷらが素敵!
あらためて閉店のお知らせを見る。
正直、「新宿の秘密基地」と勝手にあだ名をつけて親しんでいただけに、とても寂しい。
渡辺さんに、別の場所でお店を営業するのかを聞いてみた所、次の職場は「リハビリテーション施設で給食の担当」をする事が決まっており、店舗営業は無いそうです。
気軽に渡辺さんのお料理をが食べられる機会も、あと数日。
筆者もこの日の昼食は特によく噛んでいただきました。
渡辺さん、ごちそうさまでした!
皆さんも、残り僅かな営業日ではありますが、食事に出かけた際は、厨房の中にいる渡辺さんに聞こえるように
「ごちそうさま」
と伝えて下さい。
「いつも来てくれてありがとう」
最後の営業まで感謝の気持ちいっぱいの渡辺さん。
こちらこそ、いつもありがとうございました!
新宿図書センター地下食堂
葛飾区新宿3-7-1
Tel. 03-3607-9105
※食堂は地下になります。
※営業日は新宿図書センターと同じです。
※営業時間は11:00~15:30(最終注文は15:00まで)
※最終営業日 2016年7月30日(土)