見ようよ2k540
葛飾区伝統産業職人会の店
2016冬
前回より
http://katsushika.uwasa-no.com/?p=1867
1月8日から台東区の秋葉原と御徒町の中間にある
2k540 AKI-OKA ARTISAN
(ニーケーゴーヨンマル アキオカ アルチザン)
にて
「葛飾区伝統産業職人会の店」
が期間限定オープンしました。
前回はこの場所がどのような場所かを説明いたしました。
今回は、実際に葛飾の職人さん達が作った商品を紹介していきます。
最初は入り口にも釣るしてある「タワシ」から紹介しましょう。
棕櫚(しゅろ)タワシの職人、佐柄さん
タワシについて、ちょっとしたトリビア的なお話がとまりません。
中でも、今からおよそ40年前にスリランカで1年ほど日本のタワシ作りの指導にいかれていたというお話が大変興味深かったです。
佐柄さんの作るタワシの材料には椰子の実を使ったものと、棕櫚(シュロ)皮をつかったものがあります。現在はナイロン製で機械で作るものが多くなり、値段的にも大量生産できるため、たわしを手作業で作る職人は少なくなっています。棕櫚製のたわしは、素材が柔らかく持ちが良い事で評判です。
※葛飾区伝統産業職人会のページより一部抜粋
http://www.syokuninkai.com/products/list.php?category_id=65
東京手描友禅 兵藤さんの作品。
兵藤さんは作業に入ると、とても寡黙に他者を寄せ付けない雰囲気を漂わせますが、描く作品はとても可愛らしい物が多く、特に筆者は鳥獣戯画が描かれた作品が気に入っております。
伝統工芸で作った文房具もあります。
ペンやノートに「印伝」や「押絵羽子板」の技術を合わせた物だそうです。
写真では伝わりにくいですが、実物のノートの表面を触った時の感触がとても贅沢な感触でした。
こちらはぜひ、手に取って見ていただきたい商品です。
江戸木彫刻 塩田さんの作品。
木の持つ独特の暖かさが伝わってきます。
優しげな動物の作品が多いです。
清水硝子さんの江戸切子は、葛飾区民なら誰でも知っていますよね。
清水硝子さんの江戸切子は全て手作り。
「ものづくりの街」葛飾を象徴する作品が立ち並ぶのを目にすると、背筋が伸びる感が否めません。
1つ1つの作品や技法は、100年以上昔から受け継がれてきた職人達の魂の結晶です。
この機会に、葛飾の職人の魂を感じる場所へ足をお運び下さい。
葛飾の職人の魂は、決して現代アートに引けをとりません。
そして、葛飾の職人達に感じた事を伝えて下さい。
皆様にお会いできるのを職人達は心よりお待ちしております。
葛飾区伝統産業職人会の店
2016年1月8日(金)~12日(火)
11時~19時(最終日は15時まで)
場所:2k540 AKI-OKA ARTISAN
東京都台東区上野5-9
(山手線 秋葉原駅と御徒町駅間の高架下)
http://www.jrtk.jp/2k540/