ドンドンもぐもぐレポート2019第37回【亀有/タイ料理 アロイディー】

僕は昔から冒険が好きでした。

かつて巨大な積乱雲を見つけては、

その向こう側にはきっとラピュタがあると夢想しました。

「エルマーのぼうけん」という冒険小説は小学校の頃の僕が読破できた、

数少ない小説のうちの一つでした。

その後、僕の少年時代は数多の少年漫画を通して、

様々な世界へと冒険に出かけることに終始します。

そして大人になって、プロ和太鼓奏者になり、

僕は実際にこの身体で様々な国へと出向きました。

海外の国でそれぞれの

文化に、

自然に、

街並みに、

人々に、

音楽に、

空気に触れました。

それら一つ一つの経験はどれもが新鮮で、

幼い頃に抱いた冒険に行きたいという欲求を、

まさか和太鼓奏者になってから叶えることができるとは思いませんでした。

お仕事でも、旅行でも、

海外に行って街中を歩いて、

ご飯を食べる場所を探し、

そこで出会う目新しい料理の感動は、

まさに冒険そのものです。

今日は、まるでタイのレストランにワープしたかのような、

冒険心と異国感溢れるお店、

タイ料理 アロイディー「グリーンカレー」を食レポします!

玄関の切り絵にはなんて書いてあるかはわからないけれど、

歓迎してくれている気がします。

店内はレストラン兼ストアになっており、

タイ語の商品がズラリと並んでおります。

こういう物を見ると異様にテンションが上がる塩見でございます。

見知らぬ文字に囲まれるだけで気分が高揚してくるのは僕だけでしょうか?

因みにこちらは豚の皮だそうです。

よく見ると手づくりと書いてあり、

オススメの商品だそうです。

僕がもの珍しそうに見ていると、

「食べてごらん」と言っていただきました。

ありがとうございます!

お煎餅のようにかなり歯応えがあり、

スナック菓子のようではありますが、

独特の風味があります。

いわゆる食べだしたら止まらない系のやつですね。

その他、サービスしていただいた黒ゴマ大豆ジュースも、

まったり濃厚で、塩見好みの味でした!

さぁ、寄り道はほどほどにして、

本丸のグリーンカレーに行ってみましょうか!

ガツンと香るスパイスに引き込まれます。

盛り付けも美しく、食べる前から期待感がグングンと上がっていきます。

カレーの隣には、ライスと…そうめん!?

料理を振る舞ってくれたママさんの故郷では、

こちらのグリーンカレーをそうめんで食べるよう。

フードフェスタ当日はライスのみですが、

お店にお越しの際は、そうめんも振る舞っていただけるようです。

せっかくご用意いただいたので、

まずはそうめんでグリーンカレーをいただきます!

なるほど!意外にも相性は抜群!

濃厚なグリーンカレーはツルッツルのそうめんにほどよく絡みます。

食欲をガンガン刺激してくるスパイスと、

ルッと喉を通っていくそうめんならば、

暑さにバテた時や、元気がなくて食欲がない時でも、

容易く平らげてしまいそうです。

ちょっとカレーは重いかも、という女性やお年寄りに嬉しい食べ方ですね。

続いて、ライスでもいただきます!

グリーンのルーと純白のライスを合わせて口の中へと運べば、

海を越えた遥か遠くの国の香りが広がります。

それは決して攻撃的なものではなく、

僕等を受け入れて包み込んでくれるような、

優しいココナッツミルクのまろやかさ。

これは時間をかけてゆっくりと作らないと仕上がらない香りだそうです。

具材はタイナス、ピーマン、鶏肉、タケノコ、唐辛子…

タイナスってなんだろうと思ったら見せてくれました。

日本のナスより随分と丸っこくて可愛らしい。

タイの食材で仕上げたタイのグリーンカレーは、

やはり日本の料理とは異なる美味しさがあり、

僕はすっかりその魅力の虜になってしまいました。

気がつけばほんのりと額に汗が浮かび上がっていました。

身体の内側から火照っていく心地よい辛さです。

フードフェスタ当日は2種類辛さを用意しており、

辛いものが苦手な方でも食べられるようにしているそうです!

気の良いママさんからは更にサービスで

ドン!

ドドン!!

ドドドン!!!

クーシンサイ、豚の角煮、タイの梨を振る舞っていただきました!

お食事をいただきながら、タイのダンスや文化など色々な話をしてくださり、

葛飾にいながらタイに小旅行をしたような満足感でした。

タイ料理 アロイディーのグリーンカレー

是非ご賞味あれ!

<店舗情報>
タイ料理 アロイディー

住所:東京都葛飾区亀有5-53-2
TEL:03-6895-0344
営業時間:11:30~15:00/18:30~24:00
定休日:水曜日